こんにちは、ズボラベランダガーデナーのえりかです。
私はアパートの極狭ベランダ(1坪程度)でバラを育てています。
もともとバラを育てることに憧れがあったのですが、最初は躊躇していました。
バラって専門用語が多くて難しいイメージがありますよね。
種類も多いし、どのバラを選んで良いのか初心者には難しいです。
ですが、狭い場所でバラを育てるなら必ず知っておいて欲しいのが「樹形」。
樹形を把握できれば、思った以上に大きくなって持て余すことも無くなるので、特に狭い場所でバラを育てたい方には必須の知識です。
店頭で花だけ見て適当に買ってみたら、実はデカくなる品種で大変!ってことにならないようにしましょう
この記事ではバラの分類を樹形にフォーカスしてわかりやすく解説します。
また、それぞれの樹形の代表的な人気品種も独断と偏見でピックアップして紹介していきます。
こんな人は読んでみてね
- 初めてバラを育てたいと思っている
- バラの分類について知りたい
- バラのネームタグが読めるようになりたい
- それぞれの樹形の代表品種が知りたい
バラの分類方法
バラは様々な分類方法があります。
例えば樹形で分類したり、香り、花びらの形、開発した会社(作出者)、咲く時期などでも分類できます。
このように分類の仕方がたくさんあることが、初心者が混乱する原因となっていると思うのです。
この記事では、前提として樹形による分類方法を紹介します。
初心者でもわかりやすく、ざっくりと解説していきますね。
それぞれの特徴を見てみましょう。
木立性(ブッシュ)
木立性はブッシュ樹形と言われ、支柱などを使わなくても自立できるのが特徴。
1867年以降に開発されたバラであるモダンローズの多くが木立性の樹形です。
また、少数ですがオールドローズの一部の品種にも木立性のものがあります。
さらに細分化される
木立性の種類の中には、ハイブリットティー、フロリバンダ、ミニバラなどさらに種類が細分化されます。
ハイブリットティー(HT)
樹高が高く、大輪の一輪咲き。インパクトが強く、庭などの景観を作るのに向く。
一昔前に流行った、花びらがとんがった剣弁高芯咲きと言われるバラが多く含まれます。
ハイブリットティーの代表品種
パパメイアン
昔からあるとても有名なフランスのバラ。
ディズニーの美女と野獣に出てきそうな優雅な花姿、良いですよね。
四季咲きでダマスクの強い香りがします。
「栄誉の殿堂入りのバラ」であり、多くの家庭で愛されてきました。
フロリバンダ(F)
樹高が低めでコンパクト。中輪で花数が多い。四季咲き。
鉢栽培に適している。
フロリバンダの代表品種
ボレロ
アンティークの巻き巻きした姿が可愛い白バラ。
フルーツの強い香りが魅力的。
私が始めてお迎えしたバラで、とても育てやすく初心者向けです。
コンパクトな樹形でベランダ栽培にもとてもお勧めです。
ミニチュア(Min)
いわゆるミニばら。小輪で樹高も低い。
草花のように小さな鉢で栽培が可能。ベランダ栽培にも。
ミニチュアの代表品種
グリーンアイス
白〜グリーンがかった不思議な色合いのミニバラ。
花つき、花持ちがよく四季咲き。
小さいので普通の草花のように気軽に育てられるのが良いところ。
ハンギングで枝垂れるように咲かせることもできます。
他にも、細分化するとハイブリットティーとフロリバンダの交雑種など種類は多いですが、主にこの3種類が店頭で説明されていたりタグに書いてあったりすることが多いです。
アルファベットの略で書いてあることも多いので、知っておくと便利ですよ。
半つる性(シュラブ)
木立性とつる性の中間に位置する樹形。
枝は木立性よりもしなやかに伸びる。
自然樹形で楽しむこともできるし、切り詰めて木立性のように扱うことも、誘引してつるバラのように扱うこともできる万能選手。
イングリッシュローズはほとんどがこのシュラブ樹形になります。
半つる性(シュラブ)の代表品種
ガートルード・ジェキル
華やかなピンク色の花がとても美しいイングリッシュローズ。
強いダマスクの香りが特徴。返り咲き。
とにかく香りが素晴らしいです。昔持っていたのですが私のズボラ管理のせいで枯らしてしまいました。
スペースの余裕があればまた育てたいと思えるバラです。
イングリッシュローズとは、デビッド・オースチン・ロージズという会社が作出した品種のことであり、イングリッシュローズという植物学的な分類があるわけではありません。(紛らわしい!)
つる性(クライミング)
枝が長く伸びる、誘引が必要なタイプ。いわゆるつるバラ。
数メートルにもなる大型品種が多く、庭などの広いスペースが向く。
アーチ、パーゴラ、壁などの立体物に誘引すると景観がとても良くなる。
花は春のみの一期咲きがほとんどだが、中には返り咲き(春以外にも時々咲く)や四季咲き(秋にも咲く)品種もある。
つる性の代表品種
ピエール・ドゥ・ロンサール
外側が白で中心がふんわりピンクになるなんとも乙女チックなつるバラ。
こちらも「栄誉の殿堂入りのバラ」の一つ。
ロザリアンの間では「一家に一本ピエール・ドゥ・ロンサール」と言われているほど定番の人気品種。
壁面にびっしりと咲いている姿が本当に感動的で、庭がある人なら絶対育てて欲しいです。
私は庭がないので無理ですが、散歩する時これが植えられている庭を見かけると、見入ってしまいます。
樹形を簡単にまとめてみるとこんなかんじ
詳しく分類するとこの表に載っている以外の品種もありますが、頭がこんがらがりそうな初心者さんはこれだけ把握できれば十分だと思います。
まとめ
バラの分類を樹形にフォーカスして簡単にまとめてみました。
他にも、バラの分類方法は様々あるので、今後記事にしていきたいと思います。
バラを始めてみようかなと考えている方の参考になれば幸いです。
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