こんにちは。極狭ベランダでガーデニングをしている引きこもりガーデナーのえりかです。
今回は「庭がないけどベランダでちょっとだけお花を育ててみようかな〜」「ガーデニングしたことないけど、子供と一緒に何か育ててみようかな〜」
っていうガーデニング知識ゼロのガチ初心者のために、
適当栽培でも失敗しない強健な草花を厳選して紹介します!
選定基準
・価格が安価
・大きくならない(小さめの鉢で栽培可能)
・根腐れしにくい(水やりが簡単)
・土を選ばない(一般的な草花培養土でOK)
・一年草である(年単位での管理が不要)
・メジャーすぎる人気品種(トラブル時検索すればすぐに情報が出てくる)
上記は初心者ベランダガーデナーが植物を育てる上で絶対押さえるべきポイントです!
それではいきます!
ビオラ
価格100円〜300円
めちゃくちゃ定番のビオラ。正直一番おすすめです。
これは本当に秋から春までずっと咲いています。
複雑な色味が楽しく、形も普通のものからフリルつき、うさぎ形などさまざまあります。
元々はスミレの仲間で、大輪のものはパンジー、小輪のものはビオラと呼ばれます。
どちらかというとパンジーよりもビオラの方が性質が強いです。
また、狭いベランダではパンジーの大輪の花はインパクトが強すぎるのでビオラの方がおすすめです。
実はエディブルフラワーといって、食べられるお花としても知られています。
綺麗な花びらをスイーツやサラダの上に散りばめるとすごくおしゃれになりますよ!
長期間咲くため、肥料が不足すると疲れて花が小さくなり色も薄くなって来ます。
元肥(もとごえ:植え付け時に最初から入れておく肥料のこと)と追肥(ついひ:肥料を追加すること)は必須です。
花は咲き終わったら一つ一つ花がらを摘み取ったほうが株を綺麗に保つことができます。
タネができてしまうと栄養がそちらに取られてしまい、株が弱ったり次の花が咲きにくくなったりします。(咲かないことはないですが)
色・種類が豊富すぎてとても悩むと思いますが、ビオラならどの種類もブランドも育て方は一緒です!
自分がときめく色のものを選びましょう。
アリッサム
価格100円〜200円
白い小花がポワポワ〜っと咲いてとてもかわいいです。
白がメジャーですが赤やピンクもあります。
鼻を近づけると甘めのちょっとクセのある香りがします。
草丈は低く、春の最盛期にはモリモリと這うように広がっていきます。
アリッサムも秋から春までずっと咲くので、定期的に追肥をしましょう。
花は細かいため咲き終わって床に落ちるとちょっと大変かも。
少し価格が高い品種で、「スーパーアリッサム」という種類のアリッサムがあります。
これは普通のアリッサムよりもさらに強健で、成長スピードも早く夏の暑さにも強いというものです。最近開発された新しい品種です。
継続してガーデニングを楽しむつもりの方はスーパーアリッサムはおすすめです。
ただ、ベランダは真夏に庭よりも高温になるため、スーパーアリッサムでも耐えられるかどうか怪しいです。
初心者は夏までで終了になる普通のアリッサムの方が、気軽に育てられるかもしれません。
シーズンが終わると処分する、というのは区切りをつけるという意味でも悪いことではありません。
ノースポール
価格100円〜200円
菊の仲間です。白いマーガレットのような可憐なお花が咲きます。
マーガレットよりも根腐れしにくく水やりが簡単です。価格も安いです。
私の職場では、毎年春になると植え込みのところにノースポールが満開になります。
全く手入れされていませんが、毎年こぼれだねから発芽して世代交代をして行っているんですね。それだけ強いということです。
肥料はあまり要りません。
いかにも春の花って感じで明るい気分になれること間違いなしです。
デージー
価格100円〜200円
こちらも菊の仲間です。細長い花びらが密集していてたんぽぽのような雰囲気。
白、ピンク、赤などがあります。
個人的に好きなのがソフトピンクのデージー。色が乙女チックで見ると気分が上がります。
株が10〜20センチとあまり大きくならないので、狭いベランダでも置けるのがいいところ。
背が低いので、寄せ植えで手前の方に植えるのもいいですね。
秋から春までずっと咲くので追肥をしましょう。
ネメシア
価格150円〜500円
小さめの花が上に伸びるように次々に咲いていきます。
特筆すべきはなんと言っても香りですね。
今回紹介する草花の中で一番クセのないいい香りがします。
満開になると顔を近づけなくてもフワッと香ってきて幸せになります。
色はパステルカラーで可愛らしいものが多いです。
少し価格が高めですが、この香りはぜひ体験してみてほしいです。
普通のネメシアと宿根ネメシアの2種類があり、宿根ネメシアは夏を越しやすいです。
初心者はまずは普通のネメシアを育ててみるのがおすすめ。
ネモフィラ
国営ひたち海浜公園の真っ青な花畑の絨毯が有名ですね。見たことがある人多いと思います。
あの空色の花がネモフィラと言います。
空色の種類はインシグニスブルーと言いますが、実は他にも種類があります。
黒い模様のものをペニーブラック、紺色のドット模様のものをマキュラータと言います。
個人的には黒がおしゃれで大人可愛いなと思います。
秋冬はほとんど咲かず、春になると一斉に咲きます。
肥料はあまり入りません。日当たりがいいところを好みます。
根をいじられるのが苦手なので、庭で育てる人なら種まき一択です。
鉢で育てる場合は春先に出回る苗を買いましょう。根はあまりほぐさずに植えたほうが良いです。
ストック
ストックは少し背が高く、上へと伸びる直立性の草花です。
カラフルな花をタワーのように縦に咲かせます。
ピンク、白、赤、黄色と花色も豊富。
30〜80センチと背が割と高くなるので存在感があります。
こちらも香りがとても良い品種で、近づくと甘い香りがします。
株によって花が一重のタイプと八重のタイプがあります。
安い株は一重が咲く可能性が結構ある気がします。
一重もさっぱりしてて悪くないんですけどね。
花が咲いている状態で確認してから購入するのが確実です。
秋から春までずっと咲きます。追肥をしましょう。
チューリップ
みなさん一度は小学生の時に育てたことがあるのではないでしょうか。
球根を秋に植えると春に芽が出てカップ状の花が咲きます。
チューリップにも色々な種類がありますが、自分の好きな色や花形のものを買えば良いでしょう。
球根はそのものに養分を蓄えているので肥料をあまり必要としません。
上手く育てれば掘り起こして来年も咲かせることができますが、花が散って葉っぱだけになったチューリップの世話ってだるくないですか?w
特に狭いベランダでは場所って死活問題です。
私は毎回、チューリップは一年草として扱っています。
ベランダにそんな場所の余裕はないし、自分で保存した貧弱な球根よりも買った球根の方が綺麗な花が咲くんですよね。
初心者ベランダガーデナーは、潔く毎年購入するのが吉です。
ヒヤシンス
こちらも球根植物ですが、チューリップよりも大きめな球根ですね。
強い甘めの香りがあり、開花すると周辺が幸せな空気になります。
ヒヤシンスの特徴は、水栽培もできるということです。
ベランダ栽培とは少し違うのですが、室内でも楽しめるというのは他にはない魅力です。
育て方も簡単。チューリップとほとんど同じ管理でOK。
秋に植えると春頃に花が咲きます。
水栽培する場合は、専用のガラス容器が売っていますが、ペットボトルなどで自作することもできます。
まとめ
秋〜春に咲く栽培が簡単な草花についてまとめました。
一般的には秋以降に植え付けを行い、春まで長い期間楽しむことができます。
上級者になると夏を越して多年草として育てる方もいますが、初心者のうちは一年草としてワンシーズン楽しめればOK。
紹介した品種たちは、道端の花壇に植えられていることからもわかるようにとても強くて初心者におすすめです。
あまり深く考えずにまずは気軽に初めてみてください!
きっとあなたのベランダにも彩りを添えてくれるでしょう。
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