セール苗のミニバラ/グリーンアイスが復活!弱った植物の管理方法について

弱ったミニバラグリーンアイスを復活させる

秋にセール品として購入したミニバラ 、グリーンアイスがたくさん花を咲かせました!

今回は、復活するまでの管理方法について振り返ってみます。

目次

弱ったミニバラ グリーンアイスを購入

ミニバラ  グリーンアイス 基本情報

 分類 Min

 開花サイクル 四季咲き

 花径 3センチ

 樹形 ドーム型 0.6×0.8m

 作出年 1971年

 耐病性 うどん粉病/普通 黒星病/強い 

 樹勢 強い

 香り 微香

引用・参考 別冊NHK趣味の園芸 バラ大図鑑

いつも巡回するホームセンターで、セール品コーナーに並べてあったグリーンアイス。

そのなかから、一番見込みがありそうな子を連れて帰ったのが10月末ごろ…

園芸店

買った時の写真が残っていないのですが、当時は葉っぱがほとんどチリチリになっており、貧相な姿でした。

しかし、枝の節から小さな新芽が出ているではありませんか!

グリーンアイスはミニバラ の中でも育てやすいと定番の品種で、前から気になっていたのです。

ミニサイズなのでうちの狭いベランダでも場所をとらず、衝動買いしても大丈夫なはず!

迷わずに連れて帰りました。

弱ったバラの管理のコツ

  • 弱ったバラ、環境が変わったバラに肥料を与えるのは厳禁。 病人に高カロリーのカツカレー定食を食べさせるようなものです。
  • まずは栄養が少ない活力剤を薄めに与えます
  • 植え替えは根を痛めるリスクがあるのでしません。
  • 置き場所は直射日光が当たりすぎない半日陰に。
  • 弱って葉が落ちた株は、水を吸い上げにくいので土が乾きづらい。水をやりすぎると根腐れを起こすので、水やりは土の表面が乾くまで我慢する。
  • 復活の兆しが見えたら少しずつ肥料を与えていく。

なるほど、弱ったバラには肥料と水やりに注意しないといけないんだね!

私が実際に行った管理

1週間目

置き場所は西側の、半日日光が当たる場所

(本当は植物は朝日が好きなので東側がいいのですが、うちのベランダが南西向きなので致し方無し…)

弱った株は病気になりやすいので、一回だけ薬剤消毒(ベニカXファインスプレー

水やりは土の表面が乾いた時を見計らってたっぷり。鉢受けの水はその都度捨てる。

活力剤(リキダス)を水やりを兼ねて一回与える。

↓私が愛用しているのはこれ

2週間目

少しずつ新芽が展開してくる。

活力剤をもう一回与える。

それ以外の水やりは、土が乾いた時のみ。

鉢受けの水は毎回忘れずに捨てる。

3週間目

グリーンアイスの蕾
寒さに当たって赤くなった蕾

新芽が順調に成長中。

蕾が見え始める。

確実に元気になりつつあるので液体肥料を規定の半分くらいの濃度で一回与える。

活力剤も与える。

蕾が見えてきた!

4週間目

グリーンアイスが開花

花が咲き始めました!

初めて見るグリーンアイスの花。

グリーンアイスの花アップ

ポンポン咲きで、かわいい系の花!

順調に次のつぼみも上がっており、

復活したと言っていいのではないでしょうか。

何かしてあげたい親心から、ニームオイルとハッパ乳剤を混ぜたものを散布。(しなくてもよい)

ニームオイル

インドセンダンという木の種子から取れるオイル。

害虫が苦手な香りを発し、害虫の成長を阻害する。

天然成分のため、環境を汚染しない害虫対策として無農薬ガーデナーに注目されている。

ハッパ乳剤

なたね油を主成分とする農薬。

なたね油が乾いた際に虫の気孔(呼吸する穴)を塞ぎ、物理的に窒息させる薬剤。

天然の油なので益虫や人体に害がなく安全。

有機栽培での使用が認められている

12月10日現在の様子

グリーンアイス現在の様子

ほとんどのつぼみが咲き揃っています。

よくがんばったね〜(泣)

なんて健気なミニバラ なのでしょう…

驚くべきことに、一番目に咲いた花が散っていません!

3週間くらい咲いていることになりますね。

11月下旬から急に寒くなったからでしょうか。

寒さに当たってつぼみの外側が赤くなっています。

咲き始めはアイボリーホワイト。

先始めのアイボリーホワイト
咲き始めの色

咲き進むとグリーンがかった色味に変化しました。

咲き進んだグリーン
咲き進んだ時の色

グリーンアイスと言われる所以ですね。

バラは冬は休眠期に入るためそろそろ冬自宅。

それにこのグリーンアイスちゃんは復活したばかりなので、あまり長期間咲かせていると体力を消耗しそう…

ということで花を全て切りました!

グリーンアイスの花をカット

今年の花はこれでおしまい。

グリーンアイスちゃん、お疲れ様でした。

まとめ

ガラスコップに生けたグリーンアイス
切った後は小さなコップに飾ります。

最初はボロボロだったグリーンアイス、見事に復活しました。

セール品の苗の中でも、すでに新芽が出かかっているものを選んだのが良かったのだと思います。

どんなに良い管理をしていても、枯れる時は枯れますからね…

若干過保護だった気もしますが基本に忠実に世話をしたおかげで、成功事例とすることができました。

今後は、冬の植え替えについての記事も書こうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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