ダイソーのパキラの育て方!ポイント3選/初心者向けの観葉植物

ダイソーのパキラの育て方

パキラはメジャーな観葉植物の一つですね。

園芸店やホームセンターに行くと必ずと言っていいほど並んでいます。

最近ではダイソーでも観葉植物が充実しており、色々な種類が手軽に手に入るようになりました。

パキラもその一つです。

パキラは観葉植物の中でも育てやすく、初心者にもおすすめできる品種です。

ただ、ダイソーの観葉植物には育て方の記載が一切なく、買ったままの状態では簡単に維持はできません。

植物をまったく育てたことがない人にとっては、「買ったはいいけど、どうすれば…」という事態になりがちです。

今回はそんな人のために、ダイソーのパキラを枯らさないように維持するためのポイントをまとめました。

こんな人は読んでみてね

  • ダイソーのパキラを買おうかどうか悩んでいる
  • ダイソーのパキラを買ってみたけど育て方がわからない
  • ダイソーのパキラの育て方が知りたい
  • 観葉植物を初めて育ててみたい
目次

パキラとは

植物を育てる上で一番重要なのは、その植物がもともとどんな環境で暮らしていたかということです。

植物というのは大抵、外国で一般的に自生していたものを人間が自国に持ち込んで、園芸用に増殖して販売されています。

元々暮らしていた環境を再現できれば植物が枯れるリスクはグッと減ります。

それでは、パキラがどんな環境に適応している植物なのか、基本スペックを見てみましょう。

  • 原産地:中南米の河岸
  • 温度:10℃〜
  • 形体:大木
  • 樹高:20m
  • 特徴:常緑、耐暑性あり

パキラは中南米の熱帯植物です。

本来は20mもの大きな木になる植物なんですね。

巨木が生い茂る熱帯雨林を想像してもらえるとわかりやすいでしょうか。

つまり、適度な温度と湿度と水があって、カンカン照りというよりは薄暗い環境を好むというわけです。

これを再現できるようにがんばっていきましょう。

ちなみに、パキラは「快活」「勝利」という花言葉があります。

また、「発財樹(Money tree)」と言われ、金運アップの木としても親しまれているようです。

これもパキラが観葉植物として人気な理由ですね。

パキラの育て方のポイント3つ

①植え替え

ダイソーからお迎えしたら、できるだけ早く植木鉢に植え替えてください。

これは必須の作業です。なぜなら、ダイソーの観葉植物はこのようなビニール袋に入っているだけで売っているからです。

まだ植え替えの時期じゃないし…とか言って放置しないでください。

もう一度言います。必ずすぐに植え替えてください。

ビニール袋は通気性もゼロで排水性もゼロなので植物が生きられるような環境ではありません。

おそらく、ダイソーが効率的に販売するためにこのような仕様にしているのだと思いますが、購入後はこれではダメです。

パキラは熱帯植物なので割と水には強く、根腐れもしにくい部類なのですが、それでもビニール袋に入れっぱなしだと水が腐ったりカビが生えたりして普通に枯れます。

ビニール袋だけ外してポットのままおいておけばいいじゃんと思うかもしれませんが、ポットがべったりと下についているとどっちにしろ通気性は悪いです。

それに見た目も悪いし、不安定なので倒れるリスクもあります。

購入後すぐに植え替えができれば、もう50%くらいは栽培に成功したと言っても過言ではありません。

植物育てたことないのにいきなり植え替え!?

と思われるかもしれませんが、簡単にできるので安心してください。

土も植木鉢もダイソーで売っているもので十分です。

植え替えについてはこちらの記事で詳しく解説しているのであわせてご覧ください。

③置き場所

適度な光を与える

パキラは熱帯林に生息しているので、薄暗い場所が好きです。

直射日光が燦々と当たる野外は避けましょう。

まあ、観葉植物なのであまり外に置く人はいないと思いますが。

ここでの落とし穴は、真っ暗ではダメだということです。

時々電気をつける程度という場所もよくありません。

例えば、窓のないトイレの中とか、窓のない脱衣所とか、部屋の奥の棚の上とか…

こんな全く光が入らない場所だと流石に暗すぎます。

直射日光に当たると葉焼けして葉が汚くなります。

暗すぎるとヒョロヒョロとした貧弱な苗になります。

基本的に窓に近くて優しく光が当たる場所においてください。

暖かさを確保する

パキラは暖かい地域の植物なので、寒さに弱く暑さに強いです。

室温は10℃以上はないと厳しいと思います。

温暖な地域ならあまり気にしなくてもいいですが、寒冷地の人は注意が必要です。

窓際は特に冬寒くなるので、普段窓際においている人は冬だけ暖かい場所に移動しましょう。

寒いからと言ってお湯をあげたりしてはいけません。水でいいです。

エアコンの風を当てない

エアコンの風は観葉植物の大敵です。冷房も暖房もダメです。

自然の風は大丈夫でも、エアコンの風は本当に植物にとって害があります。

葉っぱがどんどん落ちたり枯れたりしてしまうのです。

エアコンの風向きを自動にしている場合、どのように風の流れができるかわからないので、エアコン自体から距離をとったほうがいいでしょう。

③水やり

植物管理において、水やりは基本的に土が乾いた時にあげるというのがセオリーです。

ただ、パキラについてはもう少し頻度を少なくしてもいいと思っています。

パキラは幹が太く丈夫なので、水がなくても割と耐えられるという印象があります。

土の表面が乾いてからさらに2−3日経ってから水やりをするくらいでちょうどいいです。

でも、2〜3日って曖昧だし、常に日にちを数えながら生活するのは正直めんどくさい…

安心してください。

続けているとだんだん感覚がわかってくるので、数えていなくても土の状態を見たり鉢の重さの感覚で判断できるようになってきます。

それに多少忘れてもそれによって枯れることは少ないです。

葉っぱが若干ハリがなくなって水欲しそうだな〜くらいのタイミングであげても全然いいです。

参考までに、私の場合の水やり頻度は夏は4日に一回くらい/冬は2週間に一回くらい。

ただこれはパキラの葉の数や、室温、置き場所、鉢のサイズでも変わってくることなので、丸パクリするのではなくご自身のパキラと相談しながらにすることをお勧めします。

常に水浸しみたいにしていると水が腐ったりカビが生えたり、最悪根っこが腐って枯れるので、チヤホヤする必要はありません。

それでも不安な人には「サスティー」という便利グッズがあります。

土に刺しておくと、含まれる水分量によってサスティーの色が変わるので水やりのタイミングが目でわかるという代物で、観葉植物の界隈では有名なグッズです。

使用期限があって定期的に取り替えが必要なので、正直コストがかかるのですが、確実に管理したいという人は使うのもありです。

初心者が最初だけ使ってみて、感覚が掴めてきたら卒業する、というのもいいですね。

↓のリンクからどうぞ。

その他やるとより良いこと

必須ではありませんが、やっておくとより植物が元気になるポイントをプラスアルファでご紹介します。

換気もしくはサーキュレーターを使用する

野生の植物は屋外で風にあたりながら生きていますが、屋内だとなかなかそうはいきません。

時々換気をして新鮮な空気を取り入れたり、サーキュレーター(扇風機)などで部屋の空気をかき回してあげると良いでしょう。

霧吹きをする

植物は葉っぱからも水分を吸収します。

屋外では雨が降ったり霧が出たりすることで適度な湿度が保たれます。室内でもこれを再現するために霧吹きをすると良いです。

葉に霧吹きをすることで植物を乾燥から守り、健全に育てることができます。

ダイソーでパキラを見かけたらぜひ買ってみて!

パキラは初心者にピッタリの観葉植物です。

上記の3つのポイントに気をつければ枯らす可能性はかなり低くなります。

チヤホヤしすぎず、放置しすぎず、適度なバランスが管理のコツです。

ぜひダイソーで植物デビューしてみてくださいね。

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