こんにちは。ズボラベランダガーデナーのえりかです。
みなさんベランダでガーデニングしていますか?
ベランダはスペースが限られているので、小型の草花しか育てられない…と思い込んでいませんか?
実は、ベランダでもバラは簡単に育てられます!
普通の大きなバラでも育てられるのですが、「まずは小さくてハードルの低いものから育てたい」という方も多いと思います。
そんな方にすごくおすすめしたいのが、ミニバラ「グリーンアイス」です。
こんな人は読んでみてね
- グリーンアイスをお迎えしようか悩んでいる
- グリーンアイスを育てている人の感想が知りたい
- ベランダで育てやすいバラが知りたい
グリーンアイスってどんなバラ?
ミニバラ グリーンアイス 基本情報
分類 Min
開花サイクル 四季咲き
花径 3センチ
樹形 ドーム型 0.6×0.8m
作出年 1971年
耐病性 うどん粉病/普通 黒星病/強い
樹勢 強い
香り 微香
参考:別冊NHK趣味の園芸 バラ大図鑑
グリーンアイスは白いミニバラです。
正確にはMin(ミニチュア)という属性に分類される種類のバラ。
背が低く、横に這うように伸びていくので、鉢に植えて枝垂れさせるよう仕立てることもできます。
グリーンアイスの花の魅力
花は直径3〜4センチくらいのポンポン咲き。
そして特筆すべきは花の色です。
基本的には白色ですが、色が変化するのです。
このように、つぼみが開いたばかりの頃は淡いグリーンを帯びています。
これが「グリーンアイス」という名前の由来ですね。
そして段々と時間が経つについれてグリーンが抜け、白くなっていきます。
咲き進んだ白色も、真っ白ではなくちょっと黄色みがかった暖かい白です。
こういう色をアイボリーっていうんですかね。
ポンポン咲きの形も相まって、優しく可憐な印象です。
そして可愛いのが、気温によってピンク色が入るという特徴。
これは11月のグリーンアイスの写真です。
花びらに紅をさしたようにピンク色が入っているのがわかるでしょうか。
不思議!かわいい!
不思議なことに、気温が低くなると赤い色が出てくるのです。
木の葉が紅葉するような原理なのでしょうか。
詳しくはわかりませんが、寒い時期にピンクになることが多いです。
ただ、寒いといっても極寒の環境にならなければいけない訳ではなく、
私は九州在住ですが、11月はまだ霜が降りることもなく大した寒さではありません。
それでも夜の冷気にあたっただけでこのような色になっています。
多分ほとんどのご家庭でこのようなグリーンアイスの姿を見ることができます。
グリーンアイスは小さいながらにとても表情が豊かだということが伝わったでしょうか。
こんなに微妙な変化を楽しませてくれるミニバラは他にないと思っています。
香りはほとんどない
ミニバラは基本的に香りはない品種だと思っていただいて良いと思います。
香りがあればパーフェクトですが、かわりに花もちが良いので贅沢は言えません。
しかし全くないという訳ではなく、花を密着させるとわずかに香ります。
ただこれは環境や季節などによって変わると思いますので、基本的には香りはないと思ってもらった方がよいですね。
ミニバラは栽培が難しい?
ミニバラって、よく街中の花屋さんとかショッピングモールの花屋さんとか、雑貨屋さんとかでも売られていますよね。
安くてかわいいのでついつい買ってしまうこと、あると思います。
また、母の日や父の日などに華やかな贈り物としてミニバラをもらうこともあるかもしれません。
でもそのようなミニバラは比較的弱く、頑張ってお世話をしようとしても枯れてしまうことがあります。
このような経験から「ミニバラは栽培が難しい」と感じる人が多い印象です。
さらに、よくわからない品種で調べても栽培方法の情報が出てこない…ということも。
このようなミニバラは私も栽培が難しいと感じています。
しかし、ミニバラにも育てやすい品種は存在します。
もらったものなら仕方がないですが、「これからミニバラを育てようかな」と考えているなら育てやすい品種を最初から選ぶのが賢明です。
グリーンアイスなら、ズボラでベランダ栽培の私でも枯らすことなく育てられているので万人におすすめできます!
グリーンアイスを育ててみた感想
ここからは、私が実際にベランダでグリーンアイスを育ててみて感じたことを紹介していきます。
私がグリーンアイスを育てている環境
- 南向きのベランダ
- 風通しがいい
- プランターハンガーを使用しているので日当たりはいい
- 乾燥する(毎年ハダニが発生する)
- 見た目重視のあまり水はけが良くない鉢
あくまで我が家の環境での話なので、栽培する人それぞれで感覚が異なる可能性があります。
虫があまりつかない
ベランダは地植えに比べて虫の数自体が少ないと思ってはいるのですが、グリーンアイスは他のバラに比べて虫が少ないような気がします。
我が家でよく見るのは芋虫系とハダニ。
芋虫系は、他のバラには時々つくのですがグリーンアイスにはほとんどついていません。
株の大きさが小さいから虫に見つかりづらいのかな…
地植えにして大きくなった株にはつくかもしれませんね。
そして、毎年ベランダで大発生するハダニですが、グリーンアイスにはあまりついていません。
同じくベランダで育てているレッドレオナルドダヴィンチという大型のバラがあるのですが、こちらは毎年ハダニ祭りが開催されます(苦笑)
ベランダは乾燥するので仕方ないと半分諦めてます…
しかし、グリーンアイスはハダニが大発生しているのをみたことがありません。
ついていたとしても少量。
これはベランダガーデナーにはとってもありがたいですね。
病気にあまりならない
上記の基本情報(別冊NHK趣味の園芸 バラ大図鑑より)によると、うどん粉病は普通、黒星病は強いとなっています。
私の感覚では、うどん粉病も黒星病もそこまで気にしなくていいかなーと思っています。
乾燥と風が吹き荒ぶのがデフォルトのベランダではうどん粉病もそこまで広がりません。
さすがに梅雨の時期は若干出るかな?とも思いますが、いつの間にか消えています。
風通しの悪いベランダはもっと出るのかもしれませんが…
黒星病もなったことがありません。
それよりも、水切れで下の葉が黄色くなったり茶色くちりちりになったりすることはよくあります。(単に私がズボラなだけw)
そんなズボラ管理でも、グリーンアイスは大きな病気もせず枯れることもなく頑張ってくれています。
そんなタフなところが好き。
農薬での消毒は気が向いた時にするくらいで、年に1〜2回くらいです。
おすすめはベニカxファインスプレー。だいたいのホームセンターで売ってます。
バラだからといってそこまで気負うことはありません。
このべニカxはうどん粉病にも虫にも効く万能タイプなので、一本常備しておけば安心です。
肥料が他のバラに比べて少なくてよい
「バラは肥料食いだ」と言われますが、グリーンアイスの場合はどうでしょう。
一般的に、植物が花を咲かせるのはとても体力のいるものです。
花を咲かせすぎると株が弱って調子を崩します。
これはおそらくグリーンアイスにも当てはまると思います。
ただ、普通の大型のバラに比べると肥料は比較的少なくて良い印象があります。
私は大型のバラにはバラ専用の肥料をあげていますが、グリーンアイスは鉢のサイズが小さいので草花用のプロミックを与えています。
これを規定量与えるだけで十分に花を咲かせてくれました。
つまり草花と同じ量で十分ということになります。
また、去年の夏から冬にかけては長らくお世話をできない期間になってしまったのですが、無肥料にもかかわらず我が家のグリーンアイスは数輪の花を咲かせてくれました。
なんて健気…お世話できなくてごめんね…
セール苗が多い
ホームセンターや園芸店で、グリーンアイスはよく売られています。
そして、状態が少し悪くなった「セール品」として安く売られていることがしばしばあります。
これは本当に私の個人的な感覚なのですが、「まだ頑張れるじゃん!」と思うくらいの見込みのあるセール苗が結構ある気がするのです。
グリーンアイスは樹勢が強いバラなので比較的簡単に復活させることができます。
もちろんガーデニング自体が初心者という方には元気な苗を買っていただきたいのですが。
ちょっとお安く苗を買って立派に育てるというのもガーデニングの楽しみの一つです。
私はめちゃくちゃガーデニングが上手なベテランガーデナーという訳ではありませんが、安さに惹かれてついついセール苗を買ってしまいました。
そして私なりにお世話をしたところ、グリーンアイスは復活して綺麗な花を咲かせてくれたのです。
私でも基本に沿ってお世話をすればうまくいく!と自信につながりました。
グリーンアイスを復活させた時の管理方法は以下の記事でまとめています。
私と同じようにセール苗を買ってしまった人、ぜひ読んでみてくださいw
まとめ
グリーンアイスの魅力、伝わりましたでしょうか。
初心者だけどバラを育ててみたい人、可愛らしい白バラが欲しい人、ベランダでも育てやすいバラが欲しい人はぜひお迎えしてみてくださいね。
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