こんにちは。ズボラベランダガーデナーのえりかです。
皆さんは、ガーデニングでどんな植物を植えていますか?
初心者の方は、いわゆる一年草と言われるワンシーズンの草花を植えることが多いと思います。
ビオラ、パンジー、ペチュニア、朝顔など簡単に育つ植物がいろいろなお店で売っています。
初心者はまずはこのような草花を育ててみるというのがメジャーな入り方ですね。
しかし、多年草にも魅力はいっぱい。
初心者でも育てられる簡単なものも多いですし、むしろ一年草よりメリットがある場合も。
私のベランダは、昔は一年草の草花メインでしたが、今ではほとんどが多年草と樹木になっています。
今回はそんな多年草の魅力について語っていこうと思います。
多年草とは
一般的にワンシーズンで花が終了し、1年間で生命のサイクルが循環していく植物を一年草と呼びます。
多年草はその反対で、花が毎年咲き、年々大きく成長していくものをさします。
大きな分類の方法になりますが、曖昧な部分もあります。
それは、「海外では多年草だが、日本では一年草扱い」という植物が意外と多いことです。
例えば夏の定番ベゴニアは一般的に一年草として扱われていますが、熱帯原産であり現地では多年草です。
また、シクラメンも元々同じく多年草ですが、夏を越す難易度が高いので、一年草として扱われることが多いです。
ガーデンシクラメンなど夏を越しやすい品種もありますが、越せたらラッキーぐらいに思っていた方が気が楽ですね。
また、野菜ではトマト・ミニトマトが実は多年草になります。現地では数メートルに巨大化するそうです。
これらは「非耐寒性多年草」「半耐寒性多年草」などと表現されることもあるようです。
多年草の例
ローズマリー、タイム、セージなどのハーブ
アロエ、サボテン、セダムなどの多肉植物
クリスマスローズ、ジギタリス、ギボウシなどの宿根草
マーガレット、ガーデンマム、ローダンセマム
ゼラニウム、クローバー、ヒューケラ
などなど
他にもたくさんあります。
多年草の魅力
多年草には魅力がいっぱい。一つずつ見ていきましょう。
耐久性が高い
多年草は何年も生きるポテンシャルを秘めた植物。
私の個人的な感覚ですが、一年草よりも丈夫で枯れにくいという印象があります。
乾燥に強い植物であれば、多少水やりを忘れてもまた水やりをすれば復活してくれますし、手間暇をかけて世話をすればその分だけ立派な花を咲かせてくれます。
これはやはり、多年草の生命力は一年草よりも勝っている事の証明だと思うのです。
もうダメかも…と思うほど弱ってしまった植物が、しっかりお世話をしてあげることで鮮やかな新芽を出してくる様子は、見ていると本当に感動します。
植物の逞しさを学ぶことができるのが、多年草の素晴らしさです。
年々株が成長するのを楽しめる
多年草は、枯れない限り株を大きくして成長していきます。
一年草も大きな株に成長するものは多いですが、多年草は年を経るごとに成長する様子を見守ることができるという面白さがあります。
- 今年はこれくらい咲いた。
- 次の年はもっと咲いた。
- また次の年はもっともっと咲いた!
こんなふうに、過去と比べて成長し、花を増やしていくのをみるのは楽しいです。
愛着がわいてどんどん大きくしたくなってしまいます。
年間を通して管理することで、ガーデニングの基本が身に付く
一年草はワンシーズンで花が終わってしまうので、あまり植え替えをすることがないかもしれません。
また、病気や害虫でダメになってしまったときは「ちょっと早いけど、もう終わらせよう…」となってしまったりしますよね。
それに、冬に枯れる一年草は冬対策をする必要がないし、夏に枯れる一年草は夏対策をする必要がないです。
それに対して多年草は、一年を通してお世話をする必要があります。
植え替えの方法、肥料の与え方、夏対策と冬対策、調子を崩した時の対応などなど…
植物によっても育て方が異なりますが、共通する部分もあります。
いろいろな多年草を育てることによって植物の基本的な管理方法が身についていきます。
これは私の話ですが、ある時バラをすごく育てたくなり、バラの栽培方法をたくさん調べたことがありました。
その時に思ったのは「結局、基本的な植物の育て方をきちんとすればいいんだな」ということ。
今まで簡単な植物に逃げてきた(言い方は悪いですが)けれども、基本ができていれば大体の植物は育てられるということがわかりました。
バラを育てるようになったことで随分ガーデニングの知識が増えたと感じます。
バラは多年草というより樹木ですが、多年草と多くの共通するポイントがあります。
ガーデニングをもっと楽しみたいと思っている人に多年草は超おすすめです!
魅力的な植物が多い
公園に植えてあるようなメジャーな一年草は、見慣れているので正直飽きてきますw
一年草でもきれいな花はたくさんありますが、お店で手に取ってしまうのはどうしても多年草が多いです。
多年草は育てやすい品種でも種類が豊富で楽しいですよ。
観葉植物や多肉植物などはコレクション性があり、集めている人も多いです。
一年草であれば一年で枯れてしまうのでコレクションには向いていませんが、多年草は育てるだけでなく所有欲を満たしてくれる一面もあります。
レアな植物だと、小さな苗で購入して大きくして売った場合に思った以上の利益になる可能性もあります。
まとめ
多年草の魅力についてまとめてみました。
成長を楽しむ、育て方を学ぶ、コレクションする…
つくづく、植物の楽しみ方はいろいろあって面白いですね。
皆さんもご自分のライフスタイルに合わせて多年草を楽しんでみてはいかがでしょうか。
きっとたくさんの発見が見つけられると思います。
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