アクアリウム界隈で最近よく見る水上植物。
とてもおしゃれで憧れますよね。
↓こういう、水辺に生息する植物のことです。
水草とは違い、根っこだけ水につけて根っこより上は空気中という状態。水耕栽培のようなイメージです。
水槽での水上栽培のメリット
植物が根から水の養分を吸収してくれるので、水がきれいになる
→富栄養化の防止、コケ発生防止
複雑な根の構造がバクテリアの棲家になる
→バクテリア繁殖による水質浄化の効果
水槽の中だけでなく上部にもボリュームを出すことができる
→インテリア性の向上、観葉植物としてもたのしめる
根が生体の棲家になる
→根っこの茂みに隠れたり、産卵したりする生体の場合。
デメリット
蓋が閉められないので生体が飛び出す危険性がある
水を吸うので、飼育水が減るのが早い
上部フィルターが使用できない
水は足せばいいし、水草水槽なら上部フィルターを使うことってあまりないけど、生体が飛び出るのは困るね…
そこで私が使っているのが、アクアユーという水槽。
ジャンルで言うとオールインワン水槽(水槽部分、フィルターが一体になっている)となるのですが、これはかなり特殊な水槽なのです。
アクアユーについて
アクアユー 基本情報
水容量 | 約9L(ろ過槽含む) |
セット時サイズ | 約W325×D185×H260mm ※LED含まず |
セット内容 | 本体、ガラスフタ、ろ過槽用フタ、専用ろ過材(SLIM MAT BIO)、モーター、ストレーナー(2コ)、ストレーナースポンジ、ベースフィルター(1コ)、吐出口、ベースカバー(2コ)、ベースパイプ(2コ)、LED |
使用環境 | 淡水・海水 |
標準小売価格 | 21,000円+税 |
アクアユーの構造
図を見た方が早いと思うので公式サイトから画像を拝借しました。
公式サイトはこちら←おしゃれなレイアウト例がたくさん載ってます!
底面フィルターで、水槽部分とフィルター部分が別棟みたいな感じで分かれてるんですね。
そして地下で繋がっていると言うイメージ。
アクアユーのメリット
・見た目がスタイリッシュ
・ヒーターやフィルターが隠せるので水槽内がスッキリする
・蓋がついていて水が蒸発しにくい、生体が飛び出さない
・底面フィルターなので、生物濾過を好きなだけ拡張できる
・底面フィルターなのでエビや小さい生体が吸い込まれない
アクアユーのデメリット
・水量が少ない(約9L)
・リセット時に低床の回収がむずかしい
・底面フィルターなので水草を植えるのには向かない
けっこう独特な構造ですが、個人的にはメリットが多いと思います!
デメリットに水量が少ないと書きましたが、私が購入した後でワイドバージョンが発売されたようです。こっちの方が水質が安定して良さそうです。(でも商品リンクが見つかりませんでした…)
底面フィルターなので、水草水槽は難しいですね。以前ニューラージパールグラスを植えたことがあるのですが、全く成長しませんでした。
公式サイトでは水耕栽培もできるとありますが、どうなんでしょう。
水上植物を植えてみる。
そして私は思いつきました。
この濾過スペースに水上植物を挿したら、さらに水が浄化されるのでは!?
しかも蓋をしたまま水上植物を育てられるというのはアクアユーだけの強み!
そこで挿してみたのが、ヤマサキカズラとスパティフィラム。
ヤマサキカズラは150円くらいで熱帯魚屋さんで苗を買いました。
スパティフィラムはダイソーで100円でした。
こんな感じになりました。
そして3ヶ月後の現在(1月)がこんな感じ。
水槽内がコケまくっていて恥ずかしいので水上植物しか写していません。汗
ヤマサキカズラはよく成長すると話を聞きますが、3ヶ月でこんなもんか…といった印象。
冬だからなのか?
それともアクアユーとは相性が良くないのか?
ヤマサキカズラの緑色がどんどん濃くなっていて、スパティフィラムと見分けがつかなくなってきてます。
手前の葉がスパティフィラム、奥がヤマサキカズラ。
乾燥する真冬なのに霧吹きもサボり気味なんですが、特に枯れることはありません。
まとめ
アクアユーの濾過スペースで水上植物を育てるのは、可能ではありました。
ただ、成長スピードについては未知数。
夏の成長期にどれくらい成長するか、要観察ですね。
もし成長しないのであれば、栄養を消費していないということなので、水質浄化という点ではあまり意味がないかも。
観葉植物としてはおしゃれですが。
夏になったらまた報告しますね!
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