こんにちは。ズボラベランダガーデナーのえりかです。
「花は食べられないから育てても意味がない」「食べられる野菜を育てる方がいい」
こう思っている方はいませんか?
実は、私は以前このように思っていました。
しかし、現在私のベランダはお花ばかりを育てています。
小さな野菜やハーブを少し育てる程度です。
なぜこのように考え方が変わったのかについて今回はお話ししようと思います。
確かに、食べられる野菜を育てることは健康的で実用的な選択ですが、花を育てることにも多くのメリットがあるのです。
以下に、花を育てることの利点をいくつか挙げていきます。
こんな人は読んでみてね
- 花を育てるメリットが知りたい
- 野菜を育てているけど花も育ててみたい
- 花を育てるかどうか考えている
目で楽しむ
花を育てることは、美しい色彩や形状、香りを楽しむための素晴らしい方法です。
花が咲き誇る姿は、心を癒し、喜びを与えてくれます。
こちらは私が育てているバラ、セプタードアイルです。
なんて美しいんでしょう。写真で見ただけだと「へー、まあ綺麗だね」って感じだと思いますが、実物を見るとやっぱり違います。
花の香り、花びらの質感、幾つもの花が咲き乱れる豪華さなど、実際に経験してみて得られる満足感は大きいです。
もっと綺麗に咲かせるにはどうしたらいいのか?もっとたくさん咲かせるにはどうしたらいいのか?
そんなことを考えながら試行錯誤するのは楽しいです。
これは野菜がもっとよく採れるにはどうすればいいのか?と考えたり、たくさん取れた時の喜びを味わうことと似ています。
ストレス軽減と心の安定
ガーデニングや花の世話をすることは、ストレスを軽減し、リラックスさせる効果があります。
単純でリズミカルな作業は心をお落ち着かせますよ。
土を耕したり、水をやったり、じっくりと観察したり。
植物を世話することで、心が落ちつくのです。
また、花が咲く過程を見守ることで自然の営みを感じることができ、心の平穏をもたらします。
私の場合は特に土をいじるのが好きです。
土ってなんとなく暖かくて、落ち着くんですよね。人間が炎を見て落ち着く感覚に近いかもしれません。
これは人によるところだと思いますが、土をさわって落ち着くのは長年農耕を営んできた人間の本能に刺さる行為なのではないかなと思います。
生活空間を彩る
花を育てることで、家の周りや庭を美しく飾ることができます。
花壇やコンテナガーデンを活用すれば、生活空間が魅力的になります。
例えばベランダや玄関に花を置いてみましょう。
毎日洗濯物を干すときや仕事から帰ってくるときに、華やかな花が出迎えてくれるとそれだけで気分が上がります。
玄関だとお客さんが来た時の印象もいいですね。
私は、今まで置いていた花を片付けてしまった時、何もない空間を見るとなんとなく寂しいな…と感じてしまいます。
そして、今まで花がどれほど空間を華やかにしてくれていたかに気づくのです。
そしてまた空間が寂しくならないように次の花を買ってきてしまう。
これだからガーデニングはやめられません!
生態系への貢献
花を育てることは、生態系にも良い影響を与えます。
花は蜜を提供し、昆虫や鳥などの生物に食物や生息地を提供します。
生物多様性を支援する一環として、花を育てることは重要です。
特に庭木の花は数が多いため、ミツバチにとってとても良い環境になります。
ミツバチは年々数が減っていると言われていますが、あらゆる植物の受粉に貢献している素晴らしい益虫です。
ミツバチがくると果樹や野菜の栽培にも役に立ってくれるので、ミツバチが好む花を植えて誘い出すのも一つの方法です。
必要以上の農薬を使わないことが条件にはなりますが、生態系に貢献できるガーデニングは楽しいですよ。
さまざまな種類の生き物と触れ合うことはより人生を豊かにしますし、子供の教育にも好影響を与えるでしょう。
文化としての花
花には文化的な意味があり、特定の花が特定の文化や伝統に根付いています。
花を育てることで、その文化的な意味や歴史を学ぶことができます。
例えば桃の節句。
日本の伝統的な行事で、3月3日に行われます。
この日には、家庭や公共の場所に桃の花を飾り、五節句の1つである「ひな祭り」を祝います。
桃の花は、女の子の成長と健康を祝うシンボルとして重要な役割を果たします。
また、日本の花見も文化的な営みの一つです。
桜の花見は、日本の春の風物詩であり、友人や家族と共に桜の花を楽しむ行事です。
桜の花はその美しさと短い命を通じて、刹那的な美しさや生命の儚さを象徴しています。
まとめ
花を育てること・楽しむことにはさまざまなメリットがあります。
これらのメリットは、花を育てることが生活に豊かさと喜びをもたらすことを示しています。
食べられる野菜だけでなく、花もガーデニングに取り入れるとより豊かに暮らすことができるでしょう。
もちろん野菜を育てるのも楽しいですし、野菜を育てる方が好き!という方もいるでしょう。
そんな人でも少しだけ花を取り入れてみてはいかがでしょうか。
自分に合ったバランスでガーデニングを楽しんでいきましょう。
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